皆さんこんにちは、うりです。
FUJIFILM X100VIを購入してから、カフェや旅行、日常のスナップなど、さまざまなシーンで写真を撮っています。
以前の記事では、私が普段よく使っているクラシッククロームをベースにした、透明感のある写真に仕上げる設定をご紹介しました。

赤みを抑えた少し淡い雰囲気がお気に入りで、普段の撮影ではこの設定を使うことが多いのですが、料理を撮るときだけフィルムシミュレーションを変更しています。
最近料理撮影で使っているのは、
PROVIA/スタンダード
です。
それ以外のホワイトバランスやWBシフト、ハイライト、シャドウなどの設定は、基本的にクラシッククロームのときと同じ。
クラシッククロームの落ち着いた色も好きなのですが、料理を撮ると少し色が控えめになりすぎることがあります。
そこでPROVIAに変更することで、料理本来の色を残しつつ、派手すぎない自然なおいしさを感じられる写真を目指しています。
今回は、FUJIFILM X100VIで料理を撮るときに私が使っている設定と、それぞれの設定にしている理由をご紹介します。
「X100VIで料理を綺麗に撮りたい」「カフェで料理をおいしそうに撮れる設定を探している」という方の参考になれば嬉しいです。
この記事はこんな方にオススメ
- FUJIFILM X100VIユーザーの方
- カメラの設定に悩んでいる方
- 透明感のある写真が好みの方
FUJIFILM X100VIで料理を撮るときのおすすめ設定
まずは、私が料理撮影で使っている設定をまとめてご紹介します。
| 設定項目 | 設定値 |
| フィルムシミュレーション | PROVIA/スタンダード |
| ホワイトバランス | AUTO ホワイト優先 |
| WBシフト | Red -2 / Blue +1 |
| ダイナミックレンジ | DR400 |
| ハイライト | -2 |
| シャドウ | -2 |
| カラー | -2 |
| シャープネス | -2 |
| 明瞭度 | -2 |
| カラークロームエフェクト | 強 |
| カラークロームブルー | 弱 |
設定だけを見ると項目が多いですが、実は以前ご紹介したクラシッククロームのおすすめ設定とほぼ同じです。
変更しているのは、基本的にフィルムシミュレーションだけ。
普段は「クラシッククローム」、料理を撮るときは「PROVIA/スタンダード」に切り替えています。
そのため、料理を撮るたびに細かな設定を一から変更する必要がなく、気軽に使い分けられるところも気に入っています。
なぜ料理撮影ではPROVIA/スタンダードを使う?
FUJIFILMにはたくさんのフィルムシミュレーションがあります。
その中でもPROVIA/スタンダードは、その名の通りスタンダードな位置づけのフィルムシミュレーション。
私が料理撮影でPROVIAを使っている一番の理由は、料理の色を自然に見せたいからです。
普段使っているクラシッククロームは、彩度を抑えた落ち着いた雰囲気が魅力。
日常のスナップやカフェの店内などを撮ると、とてもおしゃれな雰囲気に仕上がります。
ただ、料理を撮影するときには、その落ち着いた発色によって食材の色まで少し控えめに見えることがあります。
料理写真の場合は、トマトの赤、野菜の緑、お肉の焼き色、スイーツの色なども「おいしそう」に見えるための大切な要素。
そこで、料理を撮るときだけPROVIAに変更しています。
PROVIAだけど、鮮やかすぎない仕上がりを目指す
PROVIAに変更したからといって、鮮やかな料理写真にしたいわけではありません。
私が好きなのは、
「自然でおいしそう。でも、派手すぎない」
という色。
そのため、フィルムシミュレーションはPROVIAにしつつ、カラーやホワイトバランスなどを少し調整しています。
特に、
にしているのがポイントです。
PROVIAの自然な発色を活かしながら、赤みや彩度が強くなりすぎないようにしています。
料理はしっかりおいしそうに見せたいけれど、SNSでよく見るような、すっきりとした透明感も残したい。
そんな好みに合わせた設定です。
ホワイトバランスは「AUTO ホワイト優先」
ホワイトバランスは、
に設定しています。
これは以前ご紹介したクラシッククロームの設定と同じです。
カフェやレストランで料理を撮ると、意外と難しいのが照明。
店内では暖色系の照明が使われていることも多く、実際に目で見たときにはおしゃれな空間でも、写真にすると全体が黄色やオレンジっぽく見えてしまうことがあります。
私は料理そのものだけでなく、白いお皿やテーブルもなるべくすっきり見せたいので、「AUTO ホワイト優先」を使用しています。
特にカフェで料理を撮ることが多い方には、試してみてほしい設定です。
WBシフトは「Red -2 / Blue +1」
さらにホワイトバランスを、
にシフトしています。
赤方向を少し抑え、青方向へわずかに寄せる設定です。
私自身、写真全体に赤みや黄色みが強く出るよりも、少しすっきりとした透明感のある色が好み。
そこで、普段のクラシッククロームでもこのWBシフトを使っています。
ただし、料理写真の場合は寒色に寄せすぎると、逆においしそうに見えなくなってしまいます。
そのため、大きく青方向に振るのではなく、Blueは+1程度。
PROVIAの自然な色を残しつつ、暖色に寄りすぎるのを少し抑えるイメージで使っています。
ダイナミックレンジは「DR400」
ダイナミックレンジは、
に設定しています。
料理撮影では、窓際など明るい場所で撮影することも多いですよね。
料理自体はちょうど良い明るさでも、光が当たった白いお皿やテーブルだけが明るくなりすぎることがあります。
DR400を使うことで、明るい部分の階調をできるだけ残した仕上がりを狙っています。
特に、白いお皿+自然光という組み合わせで撮ることが多い私には使いやすい設定です。
なお、DR400はカメラ側で使用できるISO感度に条件があるため、撮影環境によってISO感度が上がる点には注意が必要です。
ハイライトは「-2」
ハイライトも、
まで下げています。
こちらも、白いお皿や光の当たっている部分を柔らかく見せるための設定です。
ハイライトを強くすると写真全体にメリハリが出ますが、個人的には料理写真でもコントラストが強すぎない方が好み。
ハイライトを-2にすることで、明るく柔らかい雰囲気を狙っています。
シャドウも「-2」
シャドウも同じく、
に設定しています。
料理を立体的に見せるためには影も大切ですが、影が強すぎると料理の一部分が暗く見えてしまうこともあります。
シャドウを-2にすることで、暗い部分を少し柔らかく。
ハイライトとシャドウをどちらも-2にすることで、コントラストを少し抑えた、優しい雰囲気の写真にしています。
カラーは「-2」
料理写真というと、
「彩度を高くした方がおいしそうに見えるのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん、色鮮やかな料理写真も素敵です。
ただ、私の場合は彩度が高すぎる写真より、自然で少し落ち着いた色の方が好み。
そのため、PROVIAを使いながらカラーは
にしています。
PROVIAにすることでクラシッククロームより料理の色を残しつつ、カラーを-2にすることで派手になりすぎるのを抑える。
このバランスが気に入っています。
シャープネスは「-2」
シャープネスも、
に設定。
料理を撮るときは食材の質感をしっかり見せるためにシャープネスを上げる方法もありますが、私はあえて少し下げています。
細部をカリカリに強調するというより、柔らかく自然な写真にしたいからです。
料理の質感は残しつつ、全体的には少し優しい印象になるようにしています。
明瞭度も「-2」
明瞭度も、
です。
明瞭度を下げることで、写真全体の硬さを少し抑えています。
特にカフェで撮る写真は、料理だけを記録として撮るというよりも、テーブルや店内の雰囲気まで含めて残したいことが多いです。
そのため、料理だけをくっきり見せるというより、カフェの空気感まで柔らかく写すようなイメージで設定しています。
カラークロームエフェクトは「強」
カラークロームエフェクトは、
に設定しています。
カラー自体は-2まで下げていますが、色の濃い部分まで単純に薄く見せたいわけではありません。
そこでカラークロームエフェクトを「強」に。
鮮やかさを強調するというよりも、濃い色に深みを持たせたいときに使っています。
お肉の焼き色やソース、色の濃いスイーツなどを撮るときにも気に入っている設定です。
カラークロームブルーは「弱」
カラークロームブルーは、
にしています。
料理そのものに青色が入ることはそれほど多くありませんが、窓際で撮影したときや、背景に青系のものが入ったときなども含め、写真全体の色を整えるために設定しています。
料理撮影では青を強調しすぎる必要はないので、「弱」にしています。
実際にPROVIAで料理を撮ってみるとこんな感じ
ここからは、実際にこの設定で撮影した料理写真をご紹介します。
今回は和食を撮ってみました。

色数が多すぎない和食も、自然な発色のPROVIAと相性が良いと感じています。

ハイライトとシャドウをどちらも-2にしているので、コントラストが強くなりすぎず、柔らかい印象に。

赤味を抑えた設定ですが、お肉の赤い色は自然に映るので違和感無しです。

器まで含めて撮るのもおすすめです。
クラシッククロームとPROVIA、料理ならどっち?
普段よく使っているクラシッククロームも、大好きなフィルムシミュレーションです。
ただ、料理を撮る場合は私はPROVIAを選ぶことが多いです。
クラシッククロームは彩度が控えめで、おしゃれで落ち着いた雰囲気。


一方のPROVIAは、クラシッククロームよりも食材本来の色を自然に残しやすく感じます。
私の使い分けを簡単にまとめると、
という感じです。
同じカフェでも、店内やテーブル全体を撮るときはクラシッククローム、料理のアップを撮るときはPROVIAという使い分けもできます。
変更するのはフィルムシミュレーションだけのため簡単
今回の設定で気に入っているのが、料理を撮るために設定をすべて変更する必要がないことです。
以前ご紹介したクラシッククロームの設定と、今回のPROVIAの設定は、フィルムシミュレーション以外は同じ。
普段クラシッククロームで撮っていて、
「料理が運ばれてきた!」
というタイミングで、フィルムシミュレーションをPROVIAに変更するだけです。
料理を撮り終えたら、またクラシッククロームに戻せばOK。
カフェでは料理だけでなく店内や愛犬、インテリアなども撮ることが多いので、細かな設定を毎回変更しなくても使い分けられるのは便利です。
X100VIならカスタム登録しておくのも便利
頻繁に切り替えるのであれば、X100VIのカスタム設定に登録しておく方法も便利です。
例えば、
といった形で、自分がよく使う設定を登録しておくとスムーズ。
私は今回、フィルムシミュレーション以外は同じ設定にしているので、PROVIAへ変更するだけでも十分簡単です。
自分の撮影スタイルに合わせて、使いやすい方法を選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回は、FUJIFILM X100VIで料理をおいしそうに撮るために使っているおすすめ設定をご紹介しました。
私が使っている設定は、
| 設定項目 | 設定値 |
| フィルムシミュレーション | PROVIA/スタンダード |
| ホワイトバランス | AUTO ホワイト優先 |
| WBシフト | Red -2 / Blue +1 |
| ダイナミックレンジ | DR400 |
| ハイライト | -2 |
| シャドウ | -2 |
| カラー | -2 |
| シャープネス | -2 |
| 明瞭度 | -2 |
| カラークロームエフェクト | 強 |
| カラークロームブルー | 弱 |
です。
普段使っているクラシッククロームの設定から、フィルムシミュレーションだけPROVIA/スタンダードへ変更しています。
クラシッククロームの落ち着いた色も大好きなのですが、料理では食材の色まで少し控えめに見えることがあります。
そこで料理だけPROVIAにすることで、食材の色を自然に残しつつ、カラー-2や「Red -2 / Blue +1」のWBシフトで派手すぎない仕上がりに。
個人的には、
「料理はおいしそうに撮りたい。でも、彩度の高い派手な写真にはしたくない」
という方に、ぜひ試してみてほしい設定です。
そして、料理以外の写真ではクラシッククロームを使うことが多いです。
透明感のあるクラシッククロームの設定については、以前の記事でも紹介しています。
料理はPROVIA、それ以外はクラシッククローム。
設定を大きく変えなくても、フィルムシミュレーションを切り替えるだけで写真の印象が変わるのも、FUJIFILM X100VIを使う楽しさの一つだと感じています。
補足:作例のお店の紹介
PROVIAの作例のお店はこちら↓
クラシッククロームの作例のお店はこちら↓

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